2025年8月2日

 

場所は守山市民球場。

 

そう、“あの”電光掲示板もウグイス嬢もいる、ちょっと背筋が伸びる系の舞台である。

 

この日、佐藤薬品工業旗の準決勝・決勝が行われた。

 

少年野球でダブルヘッダー、つまり1日2試合。

 

「プロでもキツいで?」と言いたくなるが、彼らはやる。いや、やってのけた。

 

【準決勝】vs 貴生川SS

 

4対0で勝利。

 

息子、2打数2安打で途中交代。

 

なんやろね、打ちまくって交代て。

 

温存? いや、贅沢な采配。

 

ベンチで笑顔浮かべて水飲んでる息子見て、ちょっとウルっとくる。

 

 

【決勝】vs 浅井西少年野球

 

8対0で勝利。

 

この日2試合目なのに、1番キャッチャーでフル出場。

 

3打数2安打。

 

打って、走って、止めて、投げて、叫んで。

 

もう「少年野球」というより「少年劇場」。

 

キャプテンマークが眩しい。

そして…

 

 

見事、優勝。

 

 

言わせてくれ、泣いた。ほんま泣いた。

 

変な汗でも、花粉でもない。これは涙や。

 

なんとこの大会、

全6試合、すべて完封勝利。

 

誰か言ってくれ、「えぐい」って。

 

多賀少年野球クラブとしても、4年生大会では初の快挙(僕調べ)。

 

Googleで「多賀 少年野球 4年生 完封 優勝」って検索しても多分出てこん。

 

それぐらいの伝説の始まり。

 

 

グラウンドで勝ち名乗りを受ける息子たち。

 

みんな汗だく、泥んこ、でも目はキラッキラ。

帽子を取って並ぶ姿に、「あぁ…少年って宝やな」って思った。

 

親バカ? 結構。でもそれでいい。

 

ありがとう、夏。

 

ありがとう、野球。

 

ありがとう、4年生たち。

 

そして、ありがとう息子。

 

──この日、僕はひとつの「奇跡」を目撃した。

 

来年、再来年、そして中学になっても、この日のことを忘れない。

 

でも今日だけは言わせて。

 

「最高のキャプテンやったぞ、うちの息子。」

そしてなんと──!

 

11月に開催される佐藤薬品工業旗 近畿(西日本)大会への出場が決定!!

 

全国にはまだまだ強いチームが山ほどおるやろうけど、

こっちには“気持ち”と“絆”と“キャプテンのガッツ”があるんや。

 

待ってろ、西日本の強者たち。

 

多賀旋風、吹かせたるからな──!!

いい風、吹いてきたぞ。