本日もありがたいことに、ヘアードネーションでご来店いただきました。

お客様は高校2年生。青春ど真ん中の17歳。

 

「もう伸びすぎて限界っす。バッサリいきたいっす。半分くらいは切ってください。」

そこですかさずこう言うのよ。

「ヘアドネーションって知ってますか(ニヤリ)」

彼女のオーダーであれば32センチは切れるはず。

彼女即決「やります」

 

この“想いの強さとスピード感”こそ、ドネーションの本質なんですよね。

カットした瞬間、椅子のまわりに広がるのは髪の毛だけじゃない。

 

その人の「決意」や「優しさ」まで、ふわっと空気に混じる感じがするんです。

(いやマジで。スピリチュアル美容師みたいでごめん。)

 

そして最後に彼女がポロッと一言。

 

「このあと友達とスポッチャ行くんです」

 

え、スポッチャ!?

 

バッサリ切ったてっぺんで、バッティングセンター行っちゃうの?

 

ヘアードネーションからのスポッチャ、これ完全に新しい青春ルートじゃない?

 

ヘアドネからのダーツ、ローラースケート、カラオケ…

 

多分この子、今日一日で人生の経験値めちゃくちゃ稼ぐはず。

 

大人から見たら髪の毛を切るだけかもしれない。

 

でも17歳の彼女にとっては「髪を人に渡す」という選択も、「スポッチャで全力遊び」も、どちらも立派な青春の1ページなんですよね。

 

青春はギリギリの長さで輝く。

 

いやぁ、今日も勉強させてもらいました。